偏差値40の私立中学受験

首都圏私立中学の情報がメインです。御三家とかは取り上げません(笑

三輪田学園その1 入試:2019年

創立130年の市ヶ谷にある中高一貫校です。

この偏差値帯によくある、昔はもっとレベルが高かったが今は偏差値が今一つの

ランクに落ち着いてしまっているようです。

 

そもそも、偏差値が低下した理由は

他の上位校同様に午前中は筆記の試験を行い午後には面接があったため

午後入試が一般的になってきた昨今では併願として敬遠されてしまい

生徒の募集が苦しくなり、偏差値の低下を招いている、という話を聞いたことがあります。その為、現在では面接は行っておらず、初日は午後入試を実行しています。

 

大抵の学校では人数が集まらなくなってくると、特待生や複数回入試などで

人を呼び込もうとするのですが、この学校に限りそういった優遇措置は一切ないんですね~。以前、説明会の際に以下のようなエピソードを校長が話していました。

 

とてもわが校を熱望されている方がいらっしゃいまして、入試当日インフルエンザになってしまったんですね。保健室で試験を受けるように手配して、本人朦朧としながらテストを受けたんです。もし、当日インフルエンザになってしまったら学校側も特別な対応をしますので遠慮なくおっしゃってくださいね。結局、その子は3回受験したんですが、ご縁がなくてうちの学校のテストには通らなかったんですが・・

 

あ、3回受けてもダメなんですね(笑

ということで、この学校

人数が少なくても学校側の定めた点数に足りていなかったら容赦なく落とされます。

上位校では勿論当たり前の事なんですが、この偏差値レベルであれば複数回受験をすれば優遇措置が頂けることが多い中、かなり厳格というか厳しい学校です。ちなみに、2018年の午後入試(2科)では、合格最低点が155点/200点満点とかなり高かったです。国語と算数、75点づつでも落ちるんですね(笑

 

なので、2018年の日能研のR4偏差値は48(午前は42)と非常に高いです。

上位の併願校としての地位を確立しておりました。が、2019年の入試で意外なことが起こります。

 

2019年の出願状況ですが、下記の通り初日は30%ほど減らす結果となりました。

http://www.chu-jukennavi.net/pdf/sokuho19/tokyo/tokyo_sj20190208.pdf

(市進学院の中学入試速報2019年)

 

それにビビったのか、昨年は午後入試は合格最低点が驚異の2科155点という点でしたが

本年度は130点と標準的な点数に落ち着いています。

http://www.miwada.ac.jp/exam/admissions.html

 

昨年は、そのレベルの高さからR4偏差値は48になっていましたが

2020年入試は午後入試の偏差値は低くつけられるんじゃないかなと予想しています。

量より質を求める雰囲気のあったあの三輪田も・・ついに日和った感がありますね。

今年の午後入試は合格者も多いし実質倍率も少なかったので、そこで受かった人はラッキーだったのではないでしょうか。

 

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