女子聖学院その1 入試
すぐそばに聖学院中学高等学校(男子校)や小学校(共学)、幼稚園もあります。
ちなみに大学は埼玉県の大宮~上尾のあたりにあります。駅で言うと日進、宮原あたりだったかと。
聖学院小学校の卒業生の
女子は約半数、男子は多いと30%程度が併設中学校に上がるようです。
中学校(女子)では150人ほどを募集し、大体1学年が200人くらいになるようなイメージですね。高校からの募集は帰国子女以外は取らない準中高一貫校です。
2018年12月ころの日能研R4偏差値は39~40という感じです。
入試については、男子の聖学院は「レゴ入試」など奇抜なものがありましたが
女子はというと、日本語表現、英語表現に加えて31年度から
アサーティブ入試が実施されました。過去問を見た感じだと
グループディスカッションありの思考力試験という感じですね。
入学手続きも本年度は9日(都立合格発表日)まで引っ張れますので
都立を意識した試験のようです。
さて、この学校の試験ですが
どちらかというと個人的には一般入試の方が人を選ぶ構成になっています。
なぜかといいますと・・
まず、私立受験あるあるですが、偏差値があまり高くない学校ほど
2科で受けられるようになっています。中学受験の勉強が大変、習い事と両立
できるようにと子供の負担軽減のために広まっていった2科受験ですが
この学校、最も2科受験に向いているといえます。というか4科で勉強する
意味は全くない試験になっているのです。
まず、日程ですが4教科受験できる日は2月1日のAMしかありません。
一般受験は全部で5回あるのですが、初日を除く残りの4回はすべて2科受験です。
また、合格判定基準についても
「まず2科目の合計点の高得点順から80%を目安に選抜し、残りを4科目合計点の高得点順に選抜します。4科生には2回チャンスがあることになりますので、4科の方が有利と言えば有利かも知れませんが、80%の率を考えると2科が不利であるとも言えません。」
と公式HPに記載されておりますので、4科で受けても2科の成績が大きく左右します。
実際2018年入試では2科・4科の受験生の中から2科の得点を高得点順に選んだところ
それだけで定員に達したため、4科の2回目のチャンスはなかったという記載がありました。(現在は2019年入試の結果にさし変わっており見れませんが・・)
学校側も
「基本は2科であり、その能力がしっかりついていれば、入学後どの分野においても能力を十分に伸ばしていくことができるという考えからです。」
と、言ってるので4科の受験をあまり考慮しません。
子どもの負担軽減を考えた優しい学校、とみることもできますが
4科の授業を受けています。それなのに最終的に4科の勉強を優遇しない、となると
親としてはその分、やらなくていい勉強に時間とお金をかけてしまったようで
なんか微妙な気持ちになりますよね・・
という事で人を選ぶ試験なのでは・・と思いました。。
その他、英語表現・日本語表現ですが
基本的に作文メインの試験となります。
英検・漢検の所持級によって加点をもらえる仕組みになっているので
級を持っている人は狙うのもありなのではないでしょうか。
募集も出願も非常に少ないので。今年はまた下がっているようでしたし・・
http://www.chu-jukennavi.net/pdf/sokuho19/tokyo/tokyo_sj20190218.pdf
また、この学校
複数回受験について優遇措置がございます。
よくある「ボーダーライン上で考慮します」というふわっとした言い方でなく
ちゃんとルールがあり
各日程、各科目、受けた受験の最高点で見てくれるようです。
例えば、初日国語30点、算数50点で落ちた場合、翌日のテストでは
国語50点、算数42点だったとすると、試験の結果としては
国語50点(二日目の点数)、算数50点(初日の点数)で計算してくれます。
まぁ、逆に言うと初日からずるずると点数を落とすと複数回受験も意味がないので
気を付けましょう。
と、いう事で2科だけで入試するご家庭にとっては非常に試験を受けやすい
体制になっています。
また、プロテスタントなのにサンデーショックなんぞどこ吹く風で
2019年入試は日曜日も安定で試験を行っていましたのでご安心ください。
(いいんでしょうか・・)
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