偏差値40の私立中学受験

首都圏私立中学の情報がメインです。御三家とかは取り上げません(笑

和洋九段女子その1 校風

その名の通り、九段下にある学校です。
かつては伝統校として名前を轟かせておりました学校ですが・・最近は凋落が激しく、生徒の確保にも苦労しているようです。偏差値は日能研R4で35となっておりますね。

30年くらい前の偏差値を見ると鴎友・豊島岡・香蘭・吉祥より上だったりしますんで。。世の中本当に何があるかわかりませんね・・

という事で最近では人が超減っちゃっている印象です。1学年だいたい100人で25人クラスが4つあるというイメージです。まぁ、それでもちゃんと確保できているのでまともな方ではないでしょうか。

そんな現状なので、このままじゃいけない!と思ったのか、この学校もまた改革に力を入れています。何に一番力を入れているかというと・・

英語です。

わずか1年余りですっかり英語かぶれの学校になってしまいました(笑
まず、公式HPに英語の割合がかなり増えました。また、資料請求すると英文と日本語半々くらいの割合のものが送られてきて、帰国子女でもない我が家にとってはものすごく見づらい資料になっています(汗

その他、学校説明会等に行くと随所に「うちの生徒スゴイんです」的に、急に中1の女の子がパワーポイントを使用して英語でオゾン層と環境破壊についてプレゼンするのを見せられたりします。

なんというか、逆効果な気もしましたが、英語に力を入れているのは本当に伝わってきます。また、ICT教育にも力を入れているようで、学校説明会の際に「ICT教育を掲げているのにLINEとかは禁止できないですよね・・適切に使えるように教育する」という話をしていました。
うーん、懐が深い、とか思いましたがちゃっかり学校ではスマホは電源切れと言われるそうなので(まあ当たり前ですが)過度の信用は禁物です。

その他、PBL型授業というのを前面に出しています。
「Project-Based Learning=問題解決学習」という事らしいです。
学校説明会に行くと詳細教えてくれますし、実際授業を見学するチャンスもあります。
なので、私はたまたま中一の算数の授業を見学したのですが、以下のような授業をしてました。

例えば、とある、方程式を使用して解く文章題があったとします。
じゃあ、同じように方程式で解ける問題を自分で作ってみましょう。また、作った問題をグループで発表しましょう、という感じでした。

なんというか、共立女子の合科型試験の算数にも同じ様に自分で文章題を作成しろという問題が出てたのを思い出しましたが・・それはまぁ、いいとして

見て思ったのはアクティブラーニングもベースが整っていないとあまり意味がないなと。
これ、共立の先生かなんかが言ってましたが「アクティブラーニングっていうけど、基礎ができてこそ力を発揮する」んだと。
見たのが中一であまり慣れていない子たちだったのかもしれませんが、結局おしゃべりする時間が多いだけの授業になってない??という疑念が生まれるほどでしたので・・

なんというか、理念はすごくいいし伝統校を変えていこう!という意気込みはあるものの、肝心な生徒は付いていけてない印象がすごくありました。グローバルコースは一定の成果を出しているようではありますが、一般コースまで浸透するのはまだまだ時間がかかりそうですね。

ですが、そこはまだ変わったばかりなので、今後の和洋九段に期待したいとおもいます。

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