光塩女子学院その1 偏差値
高円寺にあるミッション系の学校です。
外からも少し見えるのですが、芝生の上にマリア像が立っているのが見えてなんとも厳かな雰囲気が感じられます。
系列校には幼稚園、初等部もありますが高校受験を行っていないため「完全中高一貫校」になります。
初等部からの内部進学は8割ほどが系列中学に進んでくるようなので、中学受験での募集人数は多くはない方です。
内訳的には
初等部は1学年約70人前後で2割くらいが外部の中学に進学するようです。それに加えて、中学受験で1学年95人の募集を行い、中学の人数を全部で150人くらいに調整している模様です。
さて、この光塩女子ですが・・筆者は密かに注目しています。
日能研のR4予想偏差値だと46~48くらいだったんですね。同じくミッション系の普連土より若干下、とされていたようです。が、結果偏差値ですが
https://www.nichinoken.co.jp/np5/schoolinfo/pdf/r4/results/r4_2019_e_f.pdf
45くらいまで落っこちています。初日の結果がないですが、全体的に下落傾向とみていいでしょう。
今年の実売率状況を見てみましょう。
初日 受験者:88人 合格者:64人 倍率1.4
2日目 受験者:75人 合格者:55人 倍率1.5
3日目 受験者:47人 合格者:22人 倍率2.0
倍率だけ見るとまぁまぁありそうな雰囲気ですが・・なんというか、偏差値とか倍率とかよりも、気になったのが・・
これ、単純に下位から20人くらい切ってるだけでは・・・?(笑
受験者の中でビリから20番目までに入らなかったら合格できるってことですかね?(笑
そう考えるとすごく狙える気がしてきませんか?(気のせいかww
と、まぁ根拠のない話はさておき、当初は山脇よりは高い偏差値の子が行く学校なのかなと思っていましたが、この志望人数や結果だけを見ると山脇と大して変わんない感じだったんではと思います。
初等部からの進学があるので倍率は読みづらいですが、志願者は減っているようで(今年は微減していました)このままいくと、首都圏女子中学あるあるの、ずるずると偏差値が下がってきそうな予感です。今のところは大きく下がってはいませんが、もうブランド力だけで偏差値や募集人数を維持するのはどこの学校も無理なので、今年何か対策を打たなければ、大きく下落するのではと思われます。
似たような学校として、普連土は1科入試の導入で、入試に少し変化をつけており、トータルでは志願者数は増加しましたし、倍率や結果偏差値をあまり落とさずにすんでいますが、この学校は今年変わりなしだったら仇となるのではと思われます。
校則は厳しい、部活はてきとう、初等部からの繰上げありなど、中学受験を考えている人に敬遠される要素はかなりあります。
なぜ、光塩を選ぶのかが希薄になっている気がします。もし、子供がN偏差値48なら普連土にチャレンジしますし、45なら山脇の方がいいなと思ってしまいました。
そんな、光塩の独特なスクールライフについてはまた次回。