偏差値40の私立中学受験

首都圏私立中学の情報がメインです。御三家とかは取り上げません(笑

十文字女子その2 入試

今回は十文字の入試についてです。

ここの学校、やけに試験の種類がいっぱいありますし、試験名も聞いたことないような名前がついているので、最初はどれを受けたらいいのかよくわかりません(汗

 

と、いう事でひとつづつ解説していこうと思っています。

 

【スーパー型特特入試】

通常の2科・4科選択式の入試です。一定得点以上で特待生の資格を得ることが出来ます。(特待生については後述します)

昔は、特待生入試は少数募集の入試で実施していましたが、多くの人が特待生を目指せるようにと、殆どの入試で特待生制度を実施したため、通常の入試でもこのような名称になっている、という説明を学校側の方から聞いたことがあります。

また、特待入試ではない一般入試の名残りが現在「チャレンジ型」となって残っているとのことです。

 

【思考力型特特入試】

こちらは論述型の入試になります。2月1日に実施されますが、合格時の手続きは都立の合格発表日まで待てるような日程になっていますので、都立との併願がしやすくなっています。特特とついているので、もちろん特待生の資格を得ることも可能です。

 

【チャレンジ型入試】

上述の通り、一般入試の名残です。特特入試より易しい問題が出題されるようですが、試験日と問題の難易度の低さ、募集人数の少なさから、逆に特特入試より高偏差値でなければ合格できないという矛盾を抱えています。こちらは特待生の資格はありません。

 

【得意型特特入試】

英語、または算数を選択する1教科のみの入試です。算数においては特特より難易度が高い問題が出るようです。こちらも、特特と記載があるので特待生の対象になります。

 

以上が、十文字の試験の一覧になります。日程の詳細などは以下の通りです。

(ただし、2019年入試のスケジュールですが)

js.jumonji-u.ac.jp

 

続いて、特待生についてです。まとめると以下の通り。

※公式HPの記載に沿って書いてるので、詳細は学校にお問い合わせください。

<特特S3>

入学金:150,000円

施設費:100,000円

授業料:36,000円×36か月 以上の金額を免除

試験結果:正答率90%以上が条件とのこと(これは学校説明会で言ってました)

 

<特特S2>

入学金:150,000円

施設費:100,000円

授業料:36,000円×12か月 以上の金額を免除

試験結果:正答率85%以上が条件とのこと

 

<特特S1>

入学金:150,000円

施設費:100,000円 以上の金額を免除

試験結果:正答率80%以上が条件とのこと

 

 

という状況になっています。

正答率80%以上・・となるとハードルが高そうではありますが・・

十文字の入試問題は学校側が「基礎を重視している」と言っていますので他校に比べて割合簡単です。どれくらい簡単かというと、十文字より日能研R4偏差値ではずっと下の和洋九段の方がはるかに難しいです。その為、みんなの平均点も高いですし合格最低点も高めに出ます。

比較的特待生を狙いやすい反面、ちょっとした誤字や計算問題でかなりダメージを受けますので、学校側の言う通り「基礎を大切に」しましょう。

 

と、過去問が簡単なので練習問題にはちょうどいいです。本ブログでは偏差値30後半~40台を想定していますので、そのくらいのお子様が初めに取っかかるにしては格好の難易度になります。点数がよければ「十文字なら受かるね!」と言って子どもをおだてることも可能ですので、激しくお勧めします!

 

ちなみに余談ですが、十文字の過去問は十文字の学校内で割引きで販売されています。(2018年はそうでした)amazon等よりも全然安いので、学校説明会後に購入することをお勧めします。

 

さて、少し話がそれましたが、次に

合否判定についてですが、2科と4科で大きな差異はありません。

学校側の説明では2科・4科それぞれで成績順を出して合格者を決めていくそうなので、それぞれに有利不利はないとのことです。十文字は、前回の記事で書いた通り

cancancandice.hatenablog.com

 

クラブ活動が盛んで、習い事や課外活動を推奨している雰囲気がすごくあります。

なので、習い事等で4教科の勉強する時間がない生徒でも十分戦えるようになっているのだと思われます。

 

例えば、中学で女子サッカーをやりたいのに受験勉強でサッカーをやめる、とかだと本末転倒ですからね・・

ただし、これは4教科で勉強してきたご家庭には面白くないような気もします。

まぁ、4教科受験の勉強が役に立たないことはないんですけどね。中学でも高校でも理科社会はありますから・・

 

最後に、十文字は複数回受験については以下の二点のメリットがあるとされています。

1)複数回受験により、特待生資格を得るため何度でも受験できる。

⇒合格した後も特待生の資格を取るまで何度も受験可能です。

2)ボーダーライン上では優遇措置あり

 

例によって2)はどこまでがボーダーライン上でどういう優遇か、まったくわからないのですが余程倍率が高くならない限りは、複数回受験者はかなりの確率で滑り込めるのではと思われます。

 

学校説明会で生徒に直接お話をお聞きしましたが、偏差値が足りなかったけど

3回受験して合格できた、とおっしゃっていた生徒さんがいましたので、参考になればと思います。

 

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