偏差値40の私立中学受験

首都圏私立中学の情報がメインです。御三家とかは取り上げません(笑

光塩女子その2 スクールライフ

前回、光塩について書きましたが

cancancandice.hatenablog.com

今回は、その学校生活などについて記載します。

まぁ、子供が通学しているわけではないので、いろんなところからの情報の寄せ集めになりますが。

 

【校則】

まず、校則は厳しいといわれています。まぁ、私立女子中学は大体厳しいもんだと思いますが、少し独特なので紹介させていただきます。

ソースはwikipediaです。ひとつづつ見てみましょう。

⇒これは賛否が分かれるところですね。緊急用に持たせたいという親御さんもいらっしゃると思いますが、学校としてNGなので、覚悟して通学するように。

  • 菓子やペットボトルの持ち込み禁止

⇒ペットボトルについては意外にNGだったりする学校は多いです。が、お菓子は・・ぶっちゃけ他の女子校だと購買で買って食べたりできる学校も多いので。。

  • 外泊禁止・繁華街に生徒のみでの行動禁止

⇒これも、宿泊はNGって学校は結構あります。

  • 学校指定以外の服装・かばんの禁止

⇒これはごく普通なのかなと。

  • コンビニ立ち入りなどの登下校中の立ち寄り禁止

⇒これは都心の学校ほどうるさいですね。ありがちというか・・

  • 窓を隔てて、校庭と校舎内での会話禁止

⇒一番意味が分かりませんねww

まぁ、普通じゃない?とも思える内容もあれば、そこまで・・!というところもあります。入学希望の場合はこういう情報もちゃんと入手することをお勧めします。

 

【部活動】

この学校、部活動の活動時間が極端に制限されています。

活動は最大週2回。運動部が週2回、文化部系は週1回とか。基本的には、地元の大会以外には出場しないようで、連盟などにも未加入のため環境的には全く整っていないようです。

「えー、クラブとかめんどくさい」と、言ってる子供や「運動選手になるわけじゃないんで」とかいう親には本当にありがたい制度ですが、子供たちは志望校が固まったころ「xxに入ったら何の部活入る?」とか、日常会話として話していたりしますから、意外にクラブ活動に子供の方が乗り気だったりする場合もあるので、親子でよく考えましょう。

 

【制服】

本ブログでも取り上げましたが、制服も少し変わっています。

https://www.koen-ejh.ed.jp/jh/about/information/ 

なんというか・・どれも小学生が着ると可愛い感じなんですけどね・・

大きいネクタイが個性的です・・スモックとか高校になっても着る人いるのかな・・・??

 

などなど、筆者はすこし光塩とマッチしてないなという感じの出来事が多いのであまり多くは語れず・・そんな光塩の情報をお待ちしております!

 

 

 

光塩女子学院その1 偏差値

高円寺にあるミッション系の学校です。

外からも少し見えるのですが、芝生の上にマリア像が立っているのが見えてなんとも厳かな雰囲気が感じられます。

系列校には幼稚園、初等部もありますが高校受験を行っていないため「完全中高一貫校」になります。

初等部からの内部進学は8割ほどが系列中学に進んでくるようなので、中学受験での募集人数は多くはない方です。

内訳的には

初等部は1学年約70人前後で2割くらいが外部の中学に進学するようです。それに加えて、中学受験で1学年95人の募集を行い、中学の人数を全部で150人くらいに調整している模様です。

さて、この光塩女子ですが・・筆者は密かに注目しています。

日能研のR4予想偏差値だと46~48くらいだったんですね。同じくミッション系の普連土より若干下、とされていたようです。が、結果偏差値ですが

https://www.nichinoken.co.jp/np5/schoolinfo/pdf/r4/results/r4_2019_e_f.pdf

45くらいまで落っこちています。初日の結果がないですが、全体的に下落傾向とみていいでしょう。

今年の実売率状況を見てみましょう。

初日 受験者:88人 合格者:64人 倍率1.4

2日目 受験者:75人 合格者:55人 倍率1.5

3日目 受験者:47人 合格者:22人 倍率2.0

 

倍率だけ見るとまぁまぁありそうな雰囲気ですが・・なんというか、偏差値とか倍率とかよりも、気になったのが・・

これ、単純に下位から20人くらい切ってるだけでは・・・?(笑

受験者の中でビリから20番目までに入らなかったら合格できるってことですかね?(笑

そう考えるとすごく狙える気がしてきませんか?(気のせいかww

 

と、まぁ根拠のない話はさておき、当初は山脇よりは高い偏差値の子が行く学校なのかなと思っていましたが、この志望人数や結果だけを見ると山脇と大して変わんない感じだったんではと思います。

初等部からの進学があるので倍率は読みづらいですが、志願者は減っているようで(今年は微減していました)このままいくと、首都圏女子中学あるあるの、ずるずると偏差値が下がってきそうな予感です。今のところは大きく下がってはいませんが、もうブランド力だけで偏差値や募集人数を維持するのはどこの学校も無理なので、今年何か対策を打たなければ、大きく下落するのではと思われます。

似たような学校として、普連土は1科入試の導入で、入試に少し変化をつけており、トータルでは志願者数は増加しましたし、倍率や結果偏差値をあまり落とさずにすんでいますが、この学校は今年変わりなしだったら仇となるのではと思われます。

校則は厳しい、部活はてきとう、初等部からの繰上げありなど、中学受験を考えている人に敬遠される要素はかなりあります。

なぜ、光塩を選ぶのかが希薄になっている気がします。もし、子供がN偏差値48なら普連土にチャレンジしますし、45なら山脇の方がいいなと思ってしまいました。

そんな、光塩の独特なスクールライフについてはまた次回。

 

三輪田学園その4 偏差値

日能研のHPで2019年のR4結果が発表されました。

https://www.nichinoken.co.jp/np5/schoolinfo/pdf/r4/results/r4_2019_e_f.pdf

予想通り三輪田は爆下げですね。

<2月1日AM入試>
2019年12月予想偏差値 42
2019年結果 41

<2月1日PM入試>
2019年12月予想偏差値 48
2019年結果 43

<2月2日入試>
2019年12月予想偏差値 40
2019年結果 40

<2月3日入試>
2019年12月予想偏差値 45
2019年結果 41

前回、私の記事でも紹介した通り

cancancandice.hatenablog.com

1日午後入試の合格最低点が25点も下がっているため
偏差値を5も下げられています。
まぁ、1問5点と考えると妥当な判断なのかなと。

また、3日も偏差値が4下がってますね。

都立の影響とかかなんかですかね。
この落ち方は、正直首都圏女子校の中で一番下落幅が大きいのではないかと思います。

偏差値の下降については、もちろん原因があります。
生徒の質が下がっているとか、学校がーとかではなく
単純に「三輪田」という学校を選ばなくなっているんですね。

そのあたり、詳しく調べてみることにします。

原因その1:併願しにくい

漠然とした書き方ですが、ちゃんと理由があります。
大きく二つに分かれていて

①試験の種類や日程が少ない
⇒基本、1日~3日の午前入試と1日の午後入試だけなので、基本は大妻・共立・山脇とかと同じような感じです(それぞれ1~3日のAM入試がメイン)。

大妻は3日の入試を4日と分ける、
共立は合科型を導入、
山脇は1科入試導入
など、時代に沿った試験日程を導入しているのに対して、三輪田だけは頑なに今まで通りを押し通しました。

 

【2019/4/17追記】

三輪田のPM入試は2018年入試から導入のようでした。そういう意味では三輪田も手を打っていたので、2018年入試の時は志願者も集まったことを考えると「頑なに今まで通り」は少し言いすぎかなとも思いましたが、渋々午後入試導入したようにも見えるので、やはり学校自体は頑固なのかなというイメージはありますね。

 

学校のプライド的なモノもあるのでしょうが、既に大妻、共立、山脇等の学校とは差をつけられているにも関わらず、昔ながらのやり方を変えない姿勢が併願のしにくさにつながっているのではないでしょうか。

そう考えると、とにかく人を集めるような努力はしていない学校だなと感じます。

②入学手続きが早い
⇒2月3日までの入試であれば大体どの学校も5日くらいまでは入学手続き期間を設けているところがほとんどですが、三輪田は1日入試は3日まで、2日は4日までに入学金を払い込まねばならず、併願がしにくいです。

特に初日入試は3日の試験結果すら待ってもらえないため、本当に期間が短いです。三輪田に入学金支払って他も受けるお金と三輪田愛があれば別ですが、大抵の学校はそんなことをしなくてもOKなので敬遠されがちだと思われます。

原因その2:情報公開不足

こちらも昔のブログに書いた通り

cancancandice.hatenablog.com

まず、直近の大学進学実績を公表していないです。
先日、インターエデュというお受験の総合サイトがあるのですが、そこで各学校の2019年大学進学実績をまとめていたのですが、多くの学校が情報を提供している中、三輪田だけは情報を提供しませんでした。まぁ毎年の事ですが(笑

あと、過去問とかも公式HPとかで公開されていないですね。
過去問添削というページはありますが、社会とか問題文1問ですし本当に役に立つか疑問ですね。共立とかはHPには出てませんが、入試説明会に行ったら紙で全日程分くれたので、こういう方式なのかもですが。
(この学校は筆者が入試説明会に行ってないのでわからないので・・)


という感じで、対策がしにくいんですね。
そして学校はとにかく「頑な」。という印象です。

入試日程の戦略で他校に負け
入学金だけは先に取るという姿勢を崩さず
学校の情報はあまり公開されず

まさに落ちるべくして落ちたという例ではないかと思います。

よく、インターエデュで山脇と張り合っているような書き込みを見かけますが、今年度で完全に山脇に負けたと言っていいでしょう。

山脇は2019年度募集も上々で、偏差値も昨年から変動なし
B日程も出願者数が増え、1科入試の評判も上々と、
今年度は良かったのではないでしょうか。

まぁ、まだ4月なので三輪田が今年どんな戦略をとるのか
それによってはまだチャンスがあるかもですが

跡見、実践などの例にもれず
来年すぐに上がるという事はまずないと思います。
うーん、また一つ女子校が没落していくとなると非常に残念ですね。

せめて入学金の振り込みを3日→5日にする
くらいの懐の深さを見せてほしいです。